能登半島地震の被災者支援で、食料品などの物資を載せた在日米軍のヘリコプター「UH60」が17日午後、航空自衛隊の小松基地を出発し、能登空港に到着した。今回の地震で他国軍による支援活動は初めて。防衛省によると、米軍は18日も同様の活動を行うという。
米国を含め各国から支援の申し出があったが、日本政府は受け入れ態勢が整わないことなどから、一律に支援を受け入れてこなかった。ただ、米軍はヘリを日本国内に保有し、他国軍に比べ受け入れ態勢を整備する負担が少ない。自衛隊による2次避難を希望する被災者の輸送が増えていることなどを踏まえ、防衛省が米軍に物資輸送を要請した。
林芳正官房長官は17日午前の記者会見で「米国の支援に心より感謝申し上げるとともに、日米同盟の緊密な連携のもとで引き続き政府一体となって震災対応に全力で対応したい」と述べた。(田嶋慶彦)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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