沖縄県うるま市の津堅(つけん)島で米軍普天間飛行場(宜野湾市)所属の多用途ヘリUH1Yが深夜に不時着した事故で、謝花喜一郎副知事は8日、橋本尚文・外務省沖縄担当大使と田中利則・沖縄防衛局長を県庁に呼び、「住民に大きな不安を与え大変遺憾」と抗議した。
謝花氏は過去の米軍機の不時着事故に触れ、「あまりに繰り返されている。二度と起こさないという思いが伝わってこない」と憤りを示した。事故原因が究明されるまで同機種の飛行を中止することや、午後10時~翌午前6時の米軍機の飛行を制限する騒音防止協定を厳格に運用するよう、米側への働きかけを求めた。
一方、津堅島の玉城盛哲・自治会長(70)によると、8日午前、在沖海兵隊のオーウェンズ政務外交部長が島を訪れて謝罪し、不時着した畑の補償に応じる考えを示したという。玉城会長が島の上空を飛ばないよう要望したが、オーウェンズ氏は「日本を守る義務と質の高い演習を行う必要がある」と述べるにとどめたという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment