広島県では4日、新たに109人の新型コロナ感染が発表された。1日の発表が100人を超えるのは昨年9月15日以来。新型コロナの変異株「オミクロン株」への感染も新たに広島市で9人が確認された。
広島県の湯崎英彦知事は4日、山口県岩国市の米軍岩国基地で大規模感染が発生したことを受けて、基地内での感染者に関する情報提供や、感染防止対策の徹底を求める緊急要請の文書を、米軍岩国基地司令官と在日米国大使館臨時代理大使に郵送した。
緊急要請では、基地の大規模感染の原因を速やかに究明し、情報提供を適切に行う▽基地内外での基本的な感染防止対策を徹底する――など4点を求めた。
また、湯崎知事はこの日、年頭の職員へのあいさつで、「再度コロナの感染拡大が懸念される状況となり予断を許さない。引き続き気を引き締めていきましょう」と呼びかけた。「オミクロンの市中感染が今後全国的に流行するのではないか。別の重篤な症状を呈する変異株が生まれるかもしれない。非常に不透明な状況にある」との懸念も示した。(比嘉展玖)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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