米軍機の離発着、誰がカウント? 年中無休、意外な正体

 沖縄県内には米軍基地が集中し、毎日、米軍機が離着陸を繰り返している。その回数は昨年12月だけで、嘉手納基地(嘉手納町など)は4258回、普天間飛行場(宜野湾市)は1834回だった。この詳細な数字は、米軍が日本側に伝えてくるのかといえば違う。数字をまとめているのは市民団体でも報道機関でもない。では、この数字、誰がどうやって集計しているのか。

 2月中旬の平日の昼間。普天間飛行場の滑走路が見渡せる場所を訪ねると、男性2人が、カメラのファインダーと双眼鏡をのぞき込んでいた。

 「あ、出ますね」。プロペラの音がだんだん大きくなり、海兵隊の輸送ヘリCH53Eが真上を飛んでいった。これで1回。このカウントを24時間365日、絶え間なくウォッチしている。離着陸の回数だけでなく、時間、機種も細かく記録する。

 男性たちは、沖縄防衛局が調査…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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