米軍跡地で重機転落、男性不明 穴に大量の水、救助難航

 米軍が使っていた横浜市金沢区の「小柴貯油施設」の跡地で25日午後4時ごろ、重機で作業をしていた60代男性が重機ごと行方不明になった。神奈川県警などは、直径約45メートル、深さ約30メートルの地下燃油タンク跡に転落したとみているが、内部には推定約1万立方メートルの水がたまっており、救助活動は難航している。

 金沢署などによると、事故前にはタンク跡を屋根や土が覆っていたが、それらがなくなって巨大な穴が開いており、作業中に崩落した可能性が高いという。

 市が跡地を公園にするための工事を進めており、男性は下水道工事で現場付近に仮置きした残土を、重機で整地する作業をしていたという。市の担当者は「地下タンクの上で盛り土をしないように指示していた」と話している。

 26日夜ごろからポンプで約24時間かけて排水する予定で、崩落など二次災害の恐れがないことを確認した後に救助を進める方針だ。

 現場は旧日本海軍が燃料貯蔵基地として建設。戦後は米軍が航空機燃料の備蓄基地として使い、2005年に日本に返還された。(黒田陸離)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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