粉々のガラス、消えた600枚のポケモンカード 投資家が高額で取引

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小川裕介 板倉大地

 果樹園や住宅、店舗が並ぶのどかな一角。

 福岡県境に位置する熊本県荒尾市で5月1日、隣町に住む男性(26)が仲間と一緒にポケモンカードの専門店をオープンした。

 ポケモンカードはもともと、ゲームの「ポケットモンスター」の世界をカードで楽しむために発売され、お気に入りのキャラクターでバトル(対戦)して勝敗を競う。

 男性は小さい頃からポケモンのアニメに親しんだ「ポケモン世代」だ。2年ほど前から、ポケモンカードの収集を始めていた。

 オンラインでの売買も活発だが、「ネット上ではできないコレクター同士の交流の場をつくりたい」と出店を決めた。

 もとは事務所だった建物を借り、壁を張り替えて改装した。周囲の店舗にもあいさつして回り、開業の準備を進めた。

 そうして「ポケカ専門『EX』荒尾店」が開店してから、約2週間。5月13日の朝だった。

 オープンの準備のため、店長となった男性が平屋建ての店舗に入ると、入り口近くに置いてあったショーケースの扉のガラスが割られていた。

 「完売御礼!!」といった赤…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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