精神的DVも保護命令の対象に 内閣府のWGが報告書、法改正へ検討

 身体的な暴力だけでなく、精神的な暴力もDV(家庭内暴力)に――。内閣府の「女性に対する暴力に関する専門調査会」のワーキンググループ(WG)は12日、DV防止法の改正や被害者支援に関する提言を盛り込んだ報告書をとりまとめ、小倉将信男女共同参画相に提出した。政府は今後、法改正に向けた検討を進める方針だ。

 報告書は、加害者に対して被害者への接近を禁じる「保護命令」の対象を「被害者を畏怖(いふ)させる言動」に拡大し、「精神に対する重大な危害を受けるおそれが大きい場合」についても対象とすることを提言。保護命令期間を6カ月から1年に延ばすことや、保護命令に違反した場合の罰則を重くすることも盛り込んだ。

 DV防止法は裁判所が被害者…

この記事は有料記事です。残り328文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment