精鋭パイロットに何が 離陸1、2分後のレーダーロスト

 航空自衛隊きっての精鋭パイロット2人が乗るF15戦闘機が先月31日、空自小松基地石川県小松市)を離陸後に消息を絶った。離陸からわずか1、2分で機影はレーダーから消えた。周辺海域で機体の破片が見つかったが、2人の安否はわからぬままだ。何が起きたのか。(成沢解語、小島弘之、伊藤嘉孝)

 小松市沖では3日も、自衛隊や海上保安庁による捜索が続いた。垂直尾翼など機体の一部は発見されたが、搭乗していた飛行教導群司令の田中公司1等空佐(52)と、同群隊員の植田竜生1等空尉(33)の安否は不明のままだ。

 エリートパイロットのまさかの事故に防衛省内では衝撃が広がった。空自トップの井筒俊司・航空幕僚長は1日に開いた臨時会見で「両名が行方不明であることは非常に断腸の思いだ」と悲痛な面持ちで語った。

 事故が起きたのは1月31日午後5時半ごろだった。

■「ミサイルが爆発したのかと…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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