家庭用磁気商品のオーナー(販売預託)商法を展開していた「ジャパンライフ」の元会長ら14人が18日、一斉に逮捕された。顧客から2100億円もの金を集めた手口は巧妙で、著名人らも利用して信用させていた実態が浮かび上がった。(河崎優子、角詠之、稲垣千駿)
東北地方の60代女性は約1300万円を投じた。同居する親の介護や自分の老後のためのお金だった。いまは関東地方で出稼ぎをしている。「少しでも良いから、お金を返して欲しい」
同社の主な勧誘手口は、営業マンが食事やエステを通じて顧客と親しくし、商品を売り、その後、友人や近所の人を紹介してもらうパターン。地域の有力者に協力を頼むこともあり、人を紹介すれば配当が増える仕組みで、被害は地域単位で広がったとみられている。
また女性によると、詐欺容疑で逮捕された元会長の山口隆祥(たかよし)容疑者(78)や社員らは、同社への信用を得ようと、事あるごとに政治家や有名人との「つながり」もアピール。山口容疑者は講演で「知り合い」「食事に誘われたが部下を行かせた」などと説明したという。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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