鈴木春香 熊谷姿慧
斎藤元彦兵庫県知事が新年度予算案の目玉と位置づける、県立大の無償化をめぐり、県議会が紛糾している。最大会派の自民では賛否が割れ、他の会派も予算案の修正を求めている。異例の事態となった背景には、政策の効果や知事の政治姿勢に対する疑念がある。(鈴木春香、熊谷姿慧)
14日、最終盤の県議会予算特別委員会は「今まで聞いたことがない」(県幹部)展開となった。
採決される当初予算案について、自民会派は賛成の意向を示しながら、「付帯決議」をすることを提案。県側に今後、「議会との丁寧な議論」を求める内容だった。この提案は否決されたが、議会事務局によると、当初予算案に自民会派が付帯決議案を出すのは、記録が残る1959年以降初めてだった。
県立大進学は1・7%
自民が問題視したのは、斎藤…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル