組み立て10秒、ぱっと開けばベッドに 北九州の段ボール会社が開発

【動画】実際に段ボールベッドを組み立ててもらった=城真弓撮影

 北九州市の段ボール製造販売会社「太陽インダストリー」が、避難所などですばやく組み立てられる折り畳み式の段ボールベッドを開発した。1台の組み立てにかかる時間は、わずか10秒ほど。担当者は、避難所運営の負担軽減になればと期待を込める。

組み立て前の段ボールベッド=2021年10月11日午前11時48分、北九州市戸畑区、城真弓撮影
10秒ほどで段ボールベッドが完成する=2021年10月11日午前11時50分、北九州市戸畑区、城真弓撮影
完成した段ボールベッド。新型コロナウイルスなどの対策のためパーティションがついたものとついていないものがある=2021年10月11日午前11時51分、北九州市戸畑区、城真弓撮影

 避難所などで使われる段ボールベッドの多くは、複数枚のパーツを避難所で職員らが組み立てて設営する。かさばらず備蓄できるが、日常的に使うものではないため、組み立てに慣れていない場合が多く、1台あたり早くても10分ほどかかるという。

 同社は昨年、新型コロナウイルス禍の感染予防対策として、段ボールのパーティション(仕切り)を開発。区役所窓口で活用されたのが縁で、避難所運営の課題を聞いたという。

 東日本大震災以来広まった段…

この記事は会員記事です。残り498文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment