冬は室内で暖房器具や加湿器などを使うため、暖かく湿った空気が冷たい窓に触れて水滴へと変わり、窓ガラスに結露が起こりやすくなります。結露を放っておくとカビやダニの発生源ともなるので、なるべく発生は避けたいですね。
おそうじ本舗の技術アドバイザー 尾崎真さんに、プロの視点から結露防止対策を教えてもらいました。
食器用洗剤を薄めて窓に塗るだけ
尾崎さんのおススメは、食器用洗剤(中性洗剤)を薄めて窓を拭くだけという簡単な方法です。
【結露を軽減する方法】
(1)バケツに水を張り、食器用洗剤を入れる。
水1カップ(200cc)に対して大さじ1杯強の食器用洗剤を入れ、よく混ぜます。軽く泡立ちするくらいの濃度が目安です。
(2)1に雑巾を浸けて絞り、窓ガラスを拭く。
その液体に浸した雑巾を軽く絞り、窓ガラスを拭いていきます。これだけで結露が軽減できます!
界面活性剤の働きが結露を防ぐ
食器用洗剤を薄めて窓を拭くだけでどうして結露が防げるのか尾崎さんが解説してくれました。
「水蒸気がまとまってくっついた水滴は表面張力によって、窓ガラスにぶら下がります。そこで活躍するのが、食器用洗剤に含まれている“界面活性剤”です。
この界面活性剤は表面張力を低下させる効果があり、界面活性剤が含まれた洗剤を窓ガラスの表面にコートすることによって、厳密に言えば水蒸気は丸まらずに窓に付かず、下に落ちます。ですから、サッシのレールの下にはタオルを敷いて水分を吸い取るようにしてください」
ちなみにこのプロ技は、一度行うだけで約5日間は効果が継続してくれるとのこと。
室内の結露が気になる方はぜひお試しください。
ウェザーニュース
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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