新型コロナウイルス対策の特別定額給付金を巡り、振り込まなければ職員を殺すと投稿したとして、市川署は、市川市菅野6丁目、自称アルバイト中田秀一容疑者(48)を威力業務妨害の疑いで逮捕したと25日、発表した。容疑を認め、「振り込まれなかったことや振り込まれるのか分からなかったことに腹が立った」と供述しているという。
署によると、中田容疑者は給付金が振り込まれないことに腹を立て11日、市川市のウェブサイトの問い合わせフォームに「お金を払わなければ、お前らのうちの誰か1人を必ず殺す」などと、市職員に危害を与えるような投稿。市職員延べ64人を約5時間にわたって警戒させ、市の業務を妨害した疑いがある。
市によると、11日に3回、中田容疑者の名前が入った投稿があり、12日には警察や消防とテロ対策本部を設置した。16日に署に被害届を出した。中田容疑者への給付金は既に振り込まれたという。(真田香菜子、三嶋伸一)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル