国土交通省の統計不正問題をめぐり、衆院総務委員会で5日、政府の姿勢をただす質問が相次いだ。野党議員らは、不正の影響で統計がどのくらい過大になっていたのか追及。省側は「検討を進める」などと繰り返すだけで、明言を避けた。不正は統計法違反に当たるとして、刑事告発すべきだとの指摘も出た。
「水増し金額がどれくらいか、出せるのにいつまでたっても出さない」。立憲民主党の階猛氏はこう迫った。今回の不正では、基幹統計である「建設工事受注動態統計」の集計のため、建設業者から提出された受注実績の調査票を、国交省が無断で書き換え、実績を二重計上していた。階氏が焦点を当てたのは、この影響で統計がどれだけ過大になっていたか、だ。
朝日新聞は1月、2020年…
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