福岡県の映像クリエーターチームが、コロナ禍で活動できなくなった九州ゆかりのアーティストの支援に乗り出している。新型コロナウイルスに感染し回復した男性が、支えてくれた人への恩返しの思いを込めて、ミュージックビデオ(MV)を無償で制作。「元気になった今、次はコロナで苦しむ人たちの力になりたい」と話す。
熊本・阿蘇五岳のひとつ、杵島(きしま)岳。ドローンで撮影した絶景のなか、男性2人が高低のハーモニーを響かせる。福岡県を拠点に活動するデュオ「WORLD(ワールド) LAUGH(ラフ)」の楽曲「想(おも)い愛」のMVだ。
制作したのは、福岡県のクリエーター有志6人でつくり、映像の撮影と編集を手がけるチーム「Fuktory’s(ファクトリーズ)」。そのプロジェクトの一つ「旅唄」では、コロナ禍で収入減に苦しむアーティストのためMVを無償で撮影する。必要な機材はメンバーの持ち物を使い、人件費はゼロ。移動費などは、プロジェクトリーダーで会社代表の林朱成さん(38)が持つ。
旅唄は、コロナを通じて受け取…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル