絶滅した古代生物、海洋堂がフィギュアで再現 水族館の「妄想」形に

増田洋一

 香川県宇多津町の四国水族館で16日、企画展「海洋堂フィギュア×妄想アクアリウム」が始まった。絶滅した古代生物を水族館のスタッフが飼育したら、という妄想を、国内最大手のフィギュアメーカー、海洋堂(大阪府門真市)の塗装・造形師が制作した精巧なフィギュアを飼育ケースに入れて形にした。5月15日まで。

 「妄想アクアリウム」のコーナーでは、古田悟郎さんが制作したティクターリクやベルゼブフォ、ポントサウルスといった古代生物のフィギュア5点を展示。「幻想ビバリウム」と「私の好きなトカゲたち」のコーナーでは、古田さんと清水ゆう子さんが制作した始祖鳥やコモドドラゴンなどのフィギュア38点を展示している。

 神戸市から夫婦で訪れた会社員の女性(35)は「生物によって質感の違いを塗装などで表現している。海洋堂のこだわりが伝わってきて、かっこよかった」。大阪府から来た大学3回生の女性3人組は「再現度が高くて、模様がいちいち精密」「本物みたい。動いてないのが不思議な感じ」と感想を話した。

 また、これまでに海洋堂が制作した動物や人気アニメのキャラクターなどのフィギュア約1100点も陳列している。企画展はイルカ棟1階のレクチャールームで。入館料以外の追加料金は不要。(増田洋一)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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