日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は11日、長崎市を訪れ、街頭演説した。長崎への原爆投下に触れつつ、「抑止力を持たないといけない。タブーなき議論が必要だ」と発言した。維新は「維新八策」と銘打った参院選向けの政策提言で、「核共有を含む拡大抑止に関する議論を開始する」と掲げている。
松井氏は、参院選長崎選挙区で立候補する維新の新顔候補と演説。最後に「長崎の皆さんは戦争で苦労されたし、えらい目に遭われた。日本に落とされた二つの原爆の一つが長崎。だから核廃絶、あたり前のことです」と語った。
続けて「政治は現実も見ないとだめ。核を持っている大国が、ない国に侵略をしかけている」と指摘。「独立国として安心して住む国をつくっていくためには抑止力を持たなければならない。アメリカの『核の傘』の中で抑止力を持ってきたけど、ロシアの侵略を見ても、自分の国は自分で守る力が必要だと改めて感じた」と強調した。
その上で、「どういう防衛力…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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