浪間新太
政治資金規正法に定められた上限を超える寄付を受け取ったなどとして、同法違反容疑で告発されていた日本維新の会代表の馬場伸幸衆院議員らについて、大阪地検特捜部は16日付で、いずれも不起訴処分とした。特捜部は、不起訴の理由を明らかにしていない。
2020年分の政治資金収支報告書には、旧村上ファンド元代表の村上世彰氏からの寄付として、日本維新の会党本部が20年10月26日に2千万円、馬場氏が代表を務める党支部が翌日に150万円を受け取ったと記載されていた。合わせれば、個人から政党への寄付は年間2千万円以内とする同法の上限を超える状態だった。
馬場氏は「個人後援会への寄付を、事務所のミスにより政党支部への寄付として誤って計上した」と説明し、政治資金収支報告書を訂正していた。(浪間新太)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル