新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言の延長初日となった7日、首都圏などでは通勤客がやや増えたものの、以前と比べると人出は少なかった。その一方で、引き続き営業の自粛要請が続く都内では、一部で営業再開などの動きも。台東区のJR上野駅近くのパチンコ店には、開店前に多くの客が集まった。7都府県に宣言が出されてから1か月が経過したことで、“耐えきれなくなった”店などが自主判断を始めた形だ。
東京都によるとこの日、24店舗のパチンコ店が営業を再開した。約2週間ぶりに営業を再開した上野にあるパチンコ店では、午前11時の開店前に約100人が並び、開店と同時に一斉に店内へ。その後も、客足は途絶えなかった。
先月25日から臨時休業としていた同店は、6日に公式ブログで「明日、5月7日(木)から営業を再開する旨、役員から指示を受けました」と報告。来店した20代の会社員男性は「SNSで再開するのを知って来た。思ったより人がいた」と語った。同店と親会社が同じで、都内にある別店舗でも同じく営業を再開した。
一方、約770のパチンコ店が加盟する業界団体「都遊技業協同組合」は7日夕時点で、少なくとも6店舗の営業を確認。同組合は5日、加盟店舗に文書で休業継続を要請しており、担当者は「営業が始まったことは残念です。今は協力してほしい」と話した。
報知新聞社
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