総務省、KDDIへの行政指導検討の方針 通信障害は「重大な事故」

 携帯電話大手KDDIの大規模な通信障害は、発生から丸2日以上が過ぎた4日午前も、音声通話がしにくい状態が続いている。KDDIは4日午前7時時点でデータ通信が全国的におおむね回復したと発表したが、全面復旧のめどはまだ見えていない。

 KDDIによると、復旧に向けた作業は3日午前11時に西日本で、同午後5時半に東日本で完了した。だが、作業を終えても、ネットワークの状況を見ながら通信サービスを徐々に再開させているため、音声通話などの全面復旧には遅れが出ている。

 通信障害は2日午前1時半ごろに発生。auやUQモバイルの携帯電話の通信のほか、KDDIの回線を使う楽天モバイルや、格安スマホ(MVNO)などがつながりにくくなった。全体で最大約3915万回線に影響し、過去最大規模の通信障害となった。影響は物流や銀行など生活を支えるサービスにも広がった。

 総務省は「重大な事故」に当たるとみて、KDDIへの行政指導も検討する方針だ。

 通信障害の発端は、メンテナ…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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