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国会での論戦の場は参議院の予算委員会に移りましたが、5日も学術会議の候補6人は任命されなかった問題をめぐって、野党は厳しく追及しました。 指摘されたのは、6人が除外されるまでの記録です。8月31日、学術会議は105人の推薦名簿を内閣府に提出し、9月24日に内閣府が99人の名簿を作成します。この間、菅総理は、杉田官房副長官らに“懸念”を伝えていたことを明らかにしています。
立憲民主党・蓮舫代表代行:「6人を削った経緯を知る方法が一つあります。8月31日に推薦名簿が出て9月24日の起案までの過程の公文書はあるか」
加藤勝信官房長官:「杉田副長官と内閣府でのやり取りを行った記録について、担当の内閣府において管理をしていると承知をしています」
立憲民主党・蓮舫代表代行:「提出してください」
加藤勝信官房長官:「まさにこれは人事に関する記録でありますから、内容の提出は今回の件に限らず、こうした案件については差し控えさせて頂いているところ」 任命拒否の経緯について「法令に基づいて行った」とする菅総理ですが、身内の自民党からの質問に対して、今回の任命拒否は“事前の調整不足”と説明しました。
菅義偉総理大臣:「以前は学術会議から正式の推薦名簿が提出される前に、内閣府の事務局などと学術会議の会長との間で一定の調整が行われていた。一方、今回の任命にあたっては、そうした推薦前の調整が働かず、結果として、学術会議から推薦された者のなかに任命に至らなかった者が生じたということです」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース