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ポスト安倍を決める自民党総裁選。8日午後、立候補した3人がそろって記者会見を行いました。8日に行われた演説と会見、自民党の議員はどう受け止めたのでしょうか。国会記者会館から報告です。 (政治部・山本志門記者報告)
ベテラン議員からは三者三様で良かった。菅官房長官は「実直」、石破元幹事長は「雄弁」、岸田政調会長は「その中間だ」と言っていました。本命の菅官房長官は安倍政権での実績を強調し、国民が求めるている「安定」をうまく打ち出せたとして周辺は評価しています。一方で、記者会見のようだったとの指摘もありました。また岸田政調会長に対しては、仲間から「はっきりものを言うようになってきた」と評価する声がある一方で、まるで官僚の作成文書のように「まわりくどい物言いだった」と苦言も出ています。そして、石破元幹事長に対しては「安倍政権との路線の違いを示し、情熱を感じた」と評価する一方で、「何か上から目線だった」との指摘もありました。
(Q.最新の情勢は今、どうなっている?)各派閥から広く支持を集めている菅官房長官が圧倒的に有利な構図は変わっていません。菅陣営幹部によりますと、菅官房長官は国会議員票の約7割を固めたほか、地方票の少なくとも6割を獲得する見通しで、まさに独走状態です。今後は誰が2位を取るのかに注目が集まっています。菅陣営には、石破元幹事長が2位であれば「安倍政権への不満票を集めた」とみられ、“路線を継承”する菅政権の運営に影響を与えかねない」と警戒感もあります。このため、ある菅陣営の幹部は「岸田政調会長に票を分けることも考えている」と明かしています。党内では早くも菅政権誕生をにらみ「人事」に関心が集まっていて、駆け引きが活発化しているのが現状です。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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