拡大するカップを目指して、サッカーボールを蹴るプレーヤー。爽快感は抜群=滋賀県甲賀市
「忍者の里」も今は昔。甲賀流の蹴りで狙うのは、はるか遠くに見えるカップだ。目指せホールインワン!?
新緑の匂いをのせた風が吹いた。山あいのゴルフ場にはウグイスの鳴き声もする。
ただし、スタート地点にそっと置かれたのは、直径にしてゴルフボールより5倍ほど大きな1球だった。最初のホールは262ヤード(約240メートル)の“蹴り下ろし”だ。
拡大する雄大なコースに囲まれ、サッカーボールを蹴るプレーヤー=2021年5月6日、滋賀県甲賀市のローズゴルフクラブ、新井義顕撮影
「大自然の中で思いっきり蹴る。こんな気持ち良いことありますか?」と、辻本亮さん(23)。紺碧(こんぺき)の空にアーチを描いた球は、フェアウェーの中ほどで軽やかに弾んだ。2009年にオランダでルールが定められた「フットゴルフ」は、ロングホールでも距離が普通のゴルフの半分ほど。直径53センチのカップに、サッカーボールをいかに少ない回数で蹴り入れられるかを競うスポーツだ。辻本さんはフットゴルフの元日本代表。この日は、仲間と3人でプレーを楽しんだ。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル