湯川うらら
讃岐うどんのコシの秘密に迫る自由研究キットを、香川県琴平町の製麺会社「大庄屋」が発売した。小学生の家庭で人気を集め、発売1週間で千セット超が売れた。
練って、踏んで、熟成させて、延ばして、切って、ゆでる。職人さながらのコシのあるうどん作りを90分で体験できる「うどんのコシ自由研究キット」(税込み864円)だ。
うどん粉などの材料に加え、「レポートの書き方」も付いている。麺棒はラップの芯で代用可能だ。
大庄屋の専務取締役の山地英登さん(42)は「自宅でうどんのことを学べて、お昼ご飯にもなる。親御さんもきっと大助かりですよ。うどんを作る楽しさを知って、讃岐うどんのことをもっと好きになってほしい」。
記者は地元の小学生にキットに挑戦してもらい、完成したうどんを味わってもらった。
うどん作りは初めてだったという1年生の大野葉月さん(6)=高松市=は「踏むのが楽しかった。自分で作ったうどんはおいしい」。3年生の新里柚晴(ゆずは)さん(8)=同=は「お店のよりも柔らかかったけど、おいしかった。コシを出すのは難しいと思った」。
大庄屋(電話0877・75・5980)のオンラインショップ(https://osyoya.stores.jp/)などで販売している。(湯川うらら)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル