練習試合の最後はなぜか全力疾走 関西の弓道部のなぞ 

まだまだ勝手に関西遺産

 今から10年以上前、同僚と鍋を囲んでいたとき、学生時代の部活動の話になった。奈良女子大の弓道部出身の記者がポツリと言った。「練習試合の後に謎の全力疾走があったんですよ。あれは大変だったなぁ」

 全力疾走? 同僚によると、練習試合後、弓道場の外でお互いに整列してあいさつをするのだという。本拠地でないアウェーの大学はその瞬間、弓と荷物を持って、練習相手の姿が見えなくなるまで走る。走っている間は無言で、遅れると先輩に「早く! 早く!」と怒られた。

 同僚の説明は続く。関西の大学はどこも走っていたが、定期戦で対戦したお茶の水女子大(東京)の学生に聞くと、「東京にそんな習慣はない」と。今回、同僚に聞いてみた。「理由は今も謎のまま。私はなんで必死になって走ってたのかな……」

今も走っています!

 同僚の疑問に答えようと、奈良…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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