菅沼遼
部外者に内部情報を提供したなどとして、長野県警は25日、千曲署長の男性警視を戒告の懲戒処分とし、発表した。また同日付で、この警視を警務部付とする人事異動を発表した。
処分理由は、2020年11月から23年6月ごろまでに十数回、業務で知り合った複数の女性と2人きりで飲食や映画鑑賞に出かけるなどし、監察課の上席監察官だった22年9月と11月、その一部の女性に県警内部の処分に関する情報を提供したというもの。同課は、警視という幹部の立場で不適切な異性関係を疑われる交際をしたことは、警察の信頼を損なう行為にあたると判断した。県警の業務には影響はなかったという。警視はいずれの行為も認め、「迷惑をかけて申し訳ない」と話しているという。
県警の小野田博通警務部長は「県民の皆様の信頼を裏切るもので、誠に遺憾であり、深くおわび申し上げます」と陳謝し、「幹部職員に対する指導や業務管理をより一層徹底し、再発防止に努める」とコメントした。(菅沼遼)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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