群馬県は1日、同県高山村の養鶏場で見つかった高病原性鳥インフルエンザに感染した疑いのある鶏について、遺伝子検査で陽性が確認されたと発表した。同日朝から、この養鶏場で飼育する採卵鶏約36万羽の殺処分を始めたという。県内での感染確認は今季初めてで、昨年1月以来では通算4例目。都道府県別では、鹿児島県や埼玉県などに次いで今季5例目となる。
感染確認に伴い、県はこの養鶏場から半径3㌔以内にある3養鶏場(計約6万羽)について鶏や卵の移動を制限。3~10㌔以内の7養鶏場(計約3千羽)については域外への搬出を制限した。この10養鶏場の鶏に異常は出ていないという。
殺処分数は昨年1月の前橋市の約45万羽に次ぐ規模。県は7日までに殺処分を終え、10日までに防疫措置を完了させる計画で、周辺の移動制限は1月下旬の解除を目指している。(前田基行)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル