群馬県知事「公益に反する状況、一日も早く正す」 朝鮮人追悼碑撤去

 群馬県立公園「群馬の森」(高崎市)にある朝鮮人追悼碑について、山本一太知事は25日の定例記者会見で、近く行政代執行で碑を撤去することを正式に認めた。山本知事は「日韓・日朝の友好のための碑で、建てた目的は間違っていない。運営の仕方にルール違反があった」と撤去の理由を述べた。一方、碑の撤去に反対する声が県内外から寄せられている。高木智子

 碑は2004年4月に建立された「記憶 反省 そして友好」の追悼碑。碑の前での式典で参加者が「強制連行」と発言したことから、「政治的行事はしない」という条件だったため、14年に設置許可を更新する際、県が「不許可」としていた。

 山本知事は代執行を決断した背景について、碑の設置を「不許可とした県の処分は適法」とする高裁判決(22年に確定)を重視すると説明。県は代替地を提示するなど、自主的な撤去を促してきたが、市民団体が応じないため代執行の手続きに入ったという。

 山本知事は「(碑が群馬の森にあるのは)公益に反する状況なので一日も早く正さないといけない。法治国家だし、行政のリーダーとしての判断が必要。ぎりぎりまで話して、これ以上やってもご理解を得られないと判断した」と述べた。

 「碑文が反日的」と外部から…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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