群馬県警は24日、大泉署の20~40代の男性署員5人と、関係団体の60代女性職員1人が新型コロナウイルスに感染したことがわかったと発表した。同署ではすでに署員3人の感染が判明しており、感染拡大防止のために全署員107人のうち、署長・副署長を含めた計74人が自宅待機となっている。感染した8人と合わせ署員の8割が通常業務を離れた形となった。県警は、本部などからの応援で「治安維持に影響が及ばないように万全を期す」としている。
県警は、18日に50代男性警部補、21日に30代男性巡査部長、23日に40代男性警部の感染を発表。24日に新たに判明した6人は、いずれも23日の男性警部との濃厚接触者だった。6人の濃厚接触者は調査中で、署内ではほかに1人が発熱などを訴えている。県警は、大泉署に出入りしていた本部の22人、他署の17人も自宅待機とした。「感染拡大防止のため、幅広く自宅待機させた」としている。
自宅待機にともない、署長業務は県警本部の監察課長が代行する。署内ではマスク着用や手洗いの徹底、分散勤務、時差出勤などの対策に取り組んでいる。(森岡航平、張春穎)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル