東京出入国在留管理局羽田空港支局は8日、新型コロナウイルスの影響で、年末年始(昨年12月25日~今年1月3日)の羽田空港の出入国者数(速報値)が前年比97%減の1万5910人だったと発表した。記録のある2010年度以降、過去最低という。
同支局によると、出国者数は7830人で、そのうち日本人は5680人、外国人は2150人。入国・帰国者数は8080人で、日本人は5090人、外国人は2990人だった。羽田空港から出国した人のうち、路線別の航空機利用者数は米国が3860人、ドイツが900人、英国が560人だった。
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この年末年始(12月25日~1月3日)に成田空港から出入国した人は3万6570人だったと、東京出入国在留管理局成田空港支局が8日発表した。前年の96・5%減だったが、昨夏のお盆時期の98%減からはわずかに回復がみられた。
速報値によると、日本人は前年比97・6%減の1万2430人で、うち出国は6040人(前年比97・6%減)、帰国は6390人(同97・6%減)。外国人は95・2%減の2万4140人で、出国1万800人(同96・1%減)、入国1万3340人(同94・2%減)だった。
旅客便数が昨夏より増加傾向にあり、減少幅はいずれもわずかに縮小した。とくに、外国人の入国は中国や韓国、ベトナムなどからのビジネス関係者や技能実習生、留学生らの受け入れが緩和されたことから、昨夏に前年比97・8%減だったのが3ポイント余改善した。(福田祥史)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル