かわいい柴犬(しばいぬ)たちが、到着客をお出迎え――。島根県西部の益田市にある萩・石見(いわみ)空港でのユニークなイベントが話題になっている。でも柴犬が出迎えるのは一体なぜ?
9月3日午前、羽田発の乗客が空港の到着口から外に出ると、飼い主に連れられた柴犬が出迎えた。その数、10匹。乗客は驚いた様子で立ち止まり、「かわいい」と言いながらしきりになでたり、写真を撮ったり。女性客の一人は「びっくりだけど、癒やされて疲れが吹っ飛びました」。
柴犬は、近隣自治体の飼い主らでつくる「益田柴犬育成会」(約30人)の飼い犬たち。鳴くことはほとんどなく、互いにけんかもせず、おとなしくしていた。
実は益田市は、柴犬のルーツとされる1匹の犬が生まれた「柴犬の聖地」なのだ。
柴犬の聖地といわれる益田市。そのゆえんや歴史を紹介します。
空港から東に20キロほど離…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル