東京オリンピック・パラリンピックを前に、日本を訪れる外国人を意識した複合開発プロジェクトが羽田空港周辺で行われています。空港敷地内としては日本最大のホテルや日本初の温泉も生まれるプロジェクトの概要が発表されました。
2020年3月から羽田空港の国際線ターミナルは飛行機の発着数を増やします。この日本の玄関口に直結する新たな複合施設は立地を生かし、外国人のさらなる取り込みを狙います。最大の目玉となるのは、客室数1700以上という国内の空港施設としては最も多い客室を誇る巨大ホテルの誕生です。世界中からやってくる客人を最上級のおもてなしで迎えるのは、160室からなる「プレミア」、およそ160平方メートルのスイートルームをはじめ広々とした客室で、ゆとりあるぜいたくなひとときを提供します。国内初という空港直結の天然温泉施設からは“空の世界”を感じさせる飛行機の発着はもちろん、晴れた日には富士山を望むこともできるということです。複合施設にはそのほか、全国の土産物を取り扱う60の物販店と30のレストランの合わせて90店舗からなる商業エリアが入ります。また、1日900便が行き来する大型のバスターミナルも設置されます。
羽田空港は2020年には年間2200万人の利用客が見込まれています。施設の担当者は空港と隣り合う利便性を生かし、日本の玄関口にふさわしいホテルとして観光客を出迎えたいとしています。期待の声が上がる複合施設は2020年春に開業予定です。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース