シニア生活文化研究所所長・小谷みどりさん
これからの日本では「ひとり死」時代がやってきます。
ベッドに横たわる臨終の患者を家族が取り囲んで「ありがとう!」「おとーさーん!」と叫ぶ光景は、ドラマの中に描かれても現実の世界では難しくなります。お葬式に親族一同が顔をそろえて、盛大に故人を送るのも同様です。
理由のひとつは、死亡年齢の高齢化です。2019年に亡くなった人のうち、80歳以上の男性は54%を占める一方、00年は33.4%。つまり20年前には、男性の3分の2が70代までで亡くなっていました。女性の場合、19年に亡くなった80歳以上は75.8%、90歳以上で40%を超えます。
親が90歳になるころには…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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