16日夕、東京オリンピック(五輪)の聖火の点火セレモニーが行われていた東京都武蔵野市の競技場付近で爆竹が破裂した。
都から誘導業務を委託されていたスタッフらの業務を妨害したとして、警視庁が成人の男を威力業務妨害容疑で逮捕したことが捜査関係者への取材でわかった。男は黙秘しているという。
コロナ禍のため、この日は関係者だけが入場し、トーチキスなどのセレモニーをしていた。けが人はなく、進行に影響もなかった。
捜査関係者によると、男は16日午後5時10分ごろ、武蔵野市吉祥寺北町5丁目の武蔵野陸上競技場に近い歩道で爆竹を破裂させ、セレモニーのスタッフらの業務を妨害した疑いがある。直後に近くにいた機動隊員らが取り押さえた。男は野宿者を支援する団体で活動しているとの情報があり、警視庁が確認をするとともに経緯を調べている。
現場は西武新宿線武蔵関駅から南西に約1・2キロ。目の前に武蔵野市役所がある。都内で聖火リレーやセレモニーが始まった9日以降、こうした事件が起きたのは初めて。4日には水戸市で、水鉄砲で走者に液体をかけたなどとして50代の女が威力業務妨害容疑で現行犯逮捕されている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル