聖火リレーに“ロープウェイ”や“高速船” 東海地方の「特殊区間」とは(中京テレビNEWS)

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 12月17日、東京オリンピックの聖火ランナーとルートの発表会が行われました。

 全国で約1万人がランナーとして走る、聖火リレー。東海地方の聖火リレーのルートも明らかになりました。

【岐阜県】4月4・5日

 特殊なルートを通過する場所が岐阜市内にありました。

 ランナーは岐阜城をめざすため金華山をのぼるのですが…

「山を駆け上がるのではなく、ロープウェーを使ってのぼっていくんです」(高橋重憲 記者)

 採用されたのは、ロープウェー!

 しかし、ここである問題が。実はトーチに火がついた状態では、炎がむき出しのため危険。そこで、トーチからランタンに聖火を移し替えるといいます。

 また、聖火リレーの際には対向するロープウェーに人を乗せないなどの安全対策も。

 ロープウェーのあとは、再び聖火をトーチに戻し、急な階段を上りながら岐阜城の天守閣をめざします。

【愛知県】4月6・7日

 愛知県では、運河を渡るルートで、聖火が特殊な方法で運ばれます。

「200年以上前から半田の春を彩る“ちんとろ祭”。そのとき使われます“ちんとろ舟”で東京オリンピックの聖火が運ばれます」(宮内隆一 記者)

 ちんとろ舟は、1800年代初頭に半田市にある住吉神社の春祭りで使われはじめ、船にのせたたくさんの提灯の明かりが水面を彩ります。

 今回のルート決定に地元の人は。

「えー!それはびっくりだね。よう選んでくれたね」(地元の人)

 江戸の面影を今に残す半田運河。

 来年はお祭りと聖火リレーの2回、「ちんとろ船」が半田運河に浮かぶということです。

「ちんとろ舟の囃子方(はやしかた)も子どもを中心に動いていますので、自分たちが五輪に参加したという思いが残るんじゃないかと」(住吉ちんとろ祭り委員会 榊原隆男 会長)

【三重県】4月8・9日

 東海地方の最後を締めくくるのは三重県には、海を渡るルートが。

「鳥羽市駅近くの港から、答志島まで聖火が渡るのですが、その際、高速船が使われる予定となっているんです」(鈴木拓己 記者)

 聖火ランナーのために用意されるのは普段、島民が通勤通学などに使っている高速船。約6.7キロ離れた答志島まで海を渡って運ばれます。

 船で聖火を離島に運び島の中をリレーで走るというのは、全国で唯一、三重県だけ。

 島民からは、喜びの声があがりました。

「幸せですよ、うれしいですよ」
「みんな話しかけてくれる島なので、応援もしっかりしてくれるかなと思っています」(島の人)

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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