聖火リレー公式配信「画質悪すぎ」次々 出席者ぼやける

 25日に福島で始まった東京オリンピックの聖火リレーで、大会組織委員会の公式ユーチューブチャンネルが出発式の様子を生配信したところ、映像の画質が粗く、疑問や戸惑いのコメントが相次いだ。組織委のソーシャルメディア担当者は「回線の状況がうまくいかず、低レベルの接続になってしまった」と話しており、高画質の映像を取りかえでアップロードできないか、検討するという。

 新型コロナの感染防止対策として、式典は「無観客」で行われた。招待客は大会関係者や地元少年団らに限り、延期前に予定していた一般客約3千人の入場は取りやめていた。

 組織委は一般客を入れないかわりに、映像での視聴を呼びかけており、この日朝の「グランドスタートセレモニー」や、それに先だった「オープニングパフォーマンス」を、LINEライブやユーチューブで生配信した。

 このうち、90万人が視聴したというLINEライブの画質は「クリアに映っていた」(組織委)というが、ユーチューブの配信映像は画質が粗く、橋本聖子・大会組織委会長ら出席者の輪郭がぼやけて見えた。

 コメント欄には「画質が悪すぎる」「モザイクがかかっている」といった趣旨の書き込みが相次いだ。また、海外在住の視聴者も一定数いたとみられ、「東京五輪を楽しみにしています」などの英語の書き込みもあったほか、さまざまな言語で書き込みがあった。

 式典では、ランタンでともる聖火が仙台市出身のお笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきおさん、富澤たけしさんによって運ばれ、聖火皿に移された。

 その後、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のメンバーだった岩清水梓さん(34)がトーチに点灯し、他のメンバーら計16人で走り出した。(照屋健)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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