国立大の前期試験が9日後に迫った、昨年2月16日。新潟県立高田高校3年の饒村(にょうむら)美月さんは、高校の自習室で勉強していた。
午後4時。友人と一緒にドキドキしながら、スマートフォンを開いた。金沢大の特別入試の合格者が発表されるサイトで自分の受験番号を探す。
「あった!」
それまでの苦労が思い出された。思わず泣き出してしまった。
金沢大は昨春の入学者向けの入試から、「KUGS特別入試」というユニークな入試方法を始めました。高大接続を強く意識した意欲的な取り組みですが、大学にも受験生にも大きな負荷がかかります。1期生は入試を通じて、どんな体験を重ねたのでしょうか。また、金沢大の狙いはどこにあるのでしょうか。話を聞きました。
「大学のことを知るために…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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