仙台市の男性(27)が大麻取締法違反(所持)の罪に問われた裁判で、仙台地裁は、宮城県警の職務質問時の所持品検査などに「令状主義の精神を没却する重大な違法がある」として、無罪を言い渡した。15日付。
判決文によると、男性は昨年4月8日、青葉区内のコンビニで駐車中に、警察官に職務質問された。判決は、その際、男性が拒否したにもかかわらず警察官が車のドアを開けたり、令状が執行されるまでの約5時間、駐車場に男性を留め置いたりしたことを違法と認め、「本件の証拠を許容することは、将来の違法捜査抑制の見地から相当ではない」とし、無罪とした。仙台地検の菱沼洋次席検事は18日、「判決内容を精査し、適切に対応していく」とのコメントを出した。(大宮慎次朗)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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