背景に金銭トラブルか、会社役員女性殺害容疑で別居の夫を逮捕 岩手

 岩手県北上市の住宅で12月上旬、住人の会社役員の女性が遺体で見つかり、殺人容疑事件として調べていた岩手県警は25日、市内の別の家に住む夫で無職の長谷川哲雄容疑者(76)を殺人と住居侵入の疑いで逮捕し、発表した。長谷川容疑者は容疑を否認しているという。

 県警によると、長谷川容疑者は12月7日午後7時半ごろから8日午前9時ごろの間に、妻で会社役員の緑さん(当時76)方に侵入し、何らかの物で緑さんの頭を複数回殴るなどして殺害した疑いがある。遺体には頭に複数の傷があり、暴行を受けたとみられる形跡もあった。死因は頭部損傷による出血性ショックだった。

 遺体が見つかったのは住宅の1階で、室内は荒らされておらず、玄関や窓は閉じていて、破壊された跡はなかった。緑さんは一人暮らしで、7日午後7時半ごろに別の親族が在宅中の緑さんを目撃しており、その後に殺害されたとみられる。

 長谷川容疑者と緑さんは別居状態で、事件後、県警は長谷川容疑者から任意で事情聴取していた。

 捜査関係者によると、長谷川容疑者と緑さんの間には何らかの金銭トラブルがあったという。

 県警によると、緑さんや家族はこれまで警察に相談を寄せることがあった。また、長谷川容疑者からも相談があったという。県警は事件との関連を慎重に調べている。(松尾葉奈)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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