最大震度7を観測した能登半島地震で、石川県は5日午前、死者92人、行方不明者16人、地震のためとは断定できないが連絡が取れなくなっている安否不明者が242人と発表した。4日夜の時点では死者84人、安否不明者179人だった。地震発生から5日目の現在も建物の倒壊で多数の人が取り残されているとみられ、消防や自衛隊などによる救助活動が続いている。
県によると、5日午前8時時点で、死者は輪島市55人、珠洲(すず)市23人、七尾市5人、穴水町5人、能登町2人、羽咋(はくい)市1人、志賀町1人。行方不明者は穴水町15人、珠洲市1人となっている。
連絡が取れない安否不明者は午前9時時点で、輪島市138人、珠洲市82人、穴水町9人、能登町9人、七尾市3人、志賀町1人の計242人。
けが人は県内で計464人。避難者数は輪島市1万2834人▽珠洲市6981人▽能登町4930人▽穴水町3625人など、計3万3千人余りに上る。
道路の寸断などによる集落の孤立は一部で解消されたが、5市町の33地区で計800人以上が孤立しているという。
石川県内では被害が深刻な地域を中心に停電や断水、通信障害が続いている。停電は、輪島市1万500戸、珠洲市7700戸など計2万7200戸。水道は七尾市2万1500戸、輪島市1万戸など計6万8千戸余りで断水している。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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