能登地震直後 自衛隊副師団長が呼びかけた情報共有、見えた支援方針

現場へ! 自衛隊「サイハ」の今②

 能登半島地震で自衛隊の初動はどうだったのか。今も災害派遣にあたる陸自第10師団(司令部・名古屋市)の兵庫剛・副師団長(51)を3月に訪ね、インタビューした。

 元日夕の発災直後、石川県庁の対策本部経由で自衛隊に「数百人単位のヘリコプター空輸」を要望されたが、趣旨がわからない。兵庫氏は深夜に司令部を陸自車両で発ち、翌日未明に県庁に着いた。

 対策本部の拠点は6階。危機対策課に自衛隊と警察、消防が集まった。消防は消防庁長官の指示で東海・関西各府県から緊急援助隊が来ていたが、現状認識が共有されない。兵庫氏が呼びかけた。

 「頭をそろえましょう。被災状況がわからない。被災地へどうやって行けばいいかもわからない。情報を『見える化』しましょう」

 地図を広げて情報を落として…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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