千葉県鴨川市内で8日に脱線事故が起きたJR外房線で、鴨川署が4月下旬に事故現場付近で置き石の形跡を確認していたことが13日、わかった。JR東日本千葉支社によると、列車は4月に現場近くで2度にわたり非常停止したが、脱線しなかった。同署は今回の脱線事故との関連を調べている。
脱線事故は8日午後3時55分ごろ、安房鴨川―安房天津駅間で、普通列車(安房鴨川発千葉行き)で発生。同支社などの調査に運転士は「突き上げるような音と衝撃を感じて非常停止した」と説明したという。
同支社によると、4月21日にも同区間で2度、異常音を聞いた運転士が列車を非常停止させたという。1回目は普通列車(千葉発安房鴨川行き)が午後1時59分に非常停止し、運転士がレール上に車輪が踏みつぶしたような石の粉砕痕を確認した。2回目は普通列車(千葉発安房鴨川行き)が午後3時14分に非常停止し同様に石の粉砕痕が確認された。同支社は同日、鴨川署に連絡した。
署によると、この日、列車が非常停止した現場付近で、置き石の形跡を確認したという。署は往来危険容疑も視野に、事件と事故の両面から目撃情報などを慎重に調べていた。
同支社によると、4月の2回の…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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