ミスしたら腕立て伏せ500回、10キロの重荷をつけて10分間立ち泳ぎ――。部下にこんなパワハラ行為を繰り返したとして、兵庫県警は19日、機動隊の男性巡査部長(29)を戒告処分とし、発表した。
監察官室によると、巡査部長は2019年4月~20年11月、いずれもミスをした懲罰の名目で、20代の男性隊員4人に以下のパワハラ行為をしたという。
内容は、災害訓練中にチェーンソーの刃を地面に向けて傷をつけそうになったとして、腕立て伏せ500回を命じた▽海中捜索の際に潜水用ボンベを誤って倒したことを報告しなかったとして、10キロの重荷をつけさせて10分間の立ち泳ぎをさせた▽勤務交代の「5分前行動」に3、4分遅れたとして、5時間半現場で立たせた▽訓練中に銃口を人に向けたとして、右脇腹などを蹴った――。
巡査部長は「厳しく接することが部下の成長につながると考えたが、つらい思いをさせた」と反省しているという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル