膵臓が炎症を起こして腫れ、黄疸などの症状が出る自己免疫性膵炎の発症に、腸内の細菌の集まり(腸内フローラ)が関与していることがマウスを使った実験で分かったと、近畿大の渡辺智裕准教授(消化器内科学)らのチームが10日、日本免疫学会の専門誌電子版に発表した。
この疾患は免疫機能が誤って自分の膵臓を攻撃して起きる。難病のIgG4関連疾患の一つで、がんになりやすいともされるが、詳細な発症メカニズムは不明で根本的な治療法も見つかっていない。今回の結果は予防や治療法の開発につながる可能性があるという。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース