【動画】映える天然芝、ダルも大谷も出迎える新球場公開=北海道日本ハムファイターズ提供、能田英二撮影
来シーズンからプロ野球・北海道日本ハムファイターズの新本拠地となる「エスコンフィールド北海道」(北海道北広島市)が完成間近となり、このほど球場内の一部が報道陣に公開された。開閉式屋根付きの球場としては国内初となる天然芝が魅力なだけでなく、新球場ならではの特色も垣間見えた。
球場内でひときわ目を引くのは、左翼側にある「TOWER 11(タワー・イレブン)」だ。11はファイターズから大リーグへと巣立ったダルビッシュ有、大谷翔平が在籍時に付けた背番号。大勢が通過する1階のコンコースに2人の投球フォームの壁画を用意した。縦5・5メートル、横7メートル。渋い色調で描かれた2人の真剣なまなざしに圧倒される。
球場を案内したファイターズスポーツ&エンターテイメントの小川太郎部長は「彼らの既成概念を打破するようなとりくみ、革新性、先進性など、いろいろな形で体現してきたことをリスペクトしている」。タワーにイレブンと名付け、象徴的な場所に壁画を常設した理由を語った。
壁画はアーティスト集団「OVER ALLs」が10日間で描いた。球場の各所にアートコンペで採用した若手作家の作品を展示する計画もある。
アートに限らず、新球場はこれまでの球場の概念を覆すような、多様な観戦体験を提供することをめざす。
「タワーイレブン」の最上階…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル