メディアアーティストの落合陽一氏が18日、2025年大阪・関西万博で自身が企画するパビリオンの概要を大阪市内で発表した。
延べ床面積655平方メートルの2階建ての建物の外装は、鏡のように風景や人を映す膜素材で仕立てる。その膜を内側からロボットが動かし、変形させる仕掛けも採り入れるという。
建物内では、来場者がアバター(分身)を見る「デジタルヒューマン」の体験ができる。映し出された自身とほぼ同じ姿のアバターに話しかけるなどしているうちに人工知能が思考や癖を認識し、自分とそっくりに話すようになるという。
アバターの様子はパビリオンを出た後もスマートフォンなどで確認でき、さらに個人情報を入力していけば、より自身に似ていく仕組み。未来の自分の姿の「予想」なども見ることができるという。
落合氏は「社会で新しいことが起こる瞬間は毎日が楽しいなと思ってもらえるきっかけになれば」と話した。(箱谷真司)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル