大学入学共通テストを振り返りつつ、これからの大学入試対策について各教科の専門家に語ってもらうシリーズの3回目は、国語。代々木ゼミナール教育事業推進本部長の佐藤雄太郎さんに聞きました。
昭和初期の難解な作品も読んで
大学入学共通テストの国語は、1年目も2年目も特に大きく変わった部分はありません。少し前までは、文章題は傍線の前後を読めば正解にたどりつける問題が多かったのですが、近年の大学入試センター試験あたりから変化したと思います。この段落では一体何を言いたかったのか、趣旨を自分なりに表現する力があるかを問うような問題が増えています。
読解の文章題の各設問は配点が6~8点と高く、1問落とすと点がぐっと下がってしまうので対策は必須です。選択肢問題である以上、おそらく作問者としては、奇をてらった題材は使いにくいというのが実情だと思います。答えを一つに絞る必要があるからです。
共通テストの実施に先立って…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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