第33回サラリーマン川柳コンクールのベスト10を、第一生命保険が28日発表した。1位は、京都府の50代男性による「我が家では 最強スクラム 妻・娘」。昨秋のラグビーワールドカップ日本大会を意識した句で、3699票を集めた。
約5万3千句から第一生命が優秀作100を選び、一般投票。約8万6千票が投じられ、順位を決めた。金融庁審議会の報告書で注目された老後2千万円問題に触れた句など、世相を映した作品が上位に並んだ。
昨秋に募集され、新型コロナウイルスの感染拡大前に詠まれた句。ただ、100句の中には「もう来たの? ウーバーイーツと 我が夫」(77位)「居場所なく 近所のベンチで テレワーク」(92位)など今の暮らしに通じる内容も。第一生命の担当者、和田泰文さん(54)は「コロナで働き方やコミュニケーションの取り方が変わった。次回はコロナを受けた新しい生活のあり方が詠まれそうだ」と話す。
サラリーマン川柳は1987(昭和62)年に一般公募を始め、30年余りにわたって社会を映してきた。担当した第一生命の垣見優佳さん(34)は「生活の多様化にあわせ、サラリーマン川柳も変化してきた」と語る。(山下裕志)
■サラリーマン川柳の上位1…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル