自宅や屋外などで人が亡くなった際に警察が対応した事案で、新型コロナウイルスへの感染が確認された死者が昨年12月までに計122人いたことが警察庁への取材でわかった。このうち56人は12月に亡くなっていた。ただ、直接の死因が新型コロナかわかっていない人も含まれるという。
医師にかかっていた患者が病死した場合などを除き、人が亡くなった際には事件性の確認などのために警察が出動し、対応にあたっている。
警察庁によると、感染が確認された122人を年代別に見ると、70代の39人が最多だった。60代は23人、80代は22人、50代は20人。それより若い世代では40代が6人、30代2人で、20代以下はいなかった。
都道府県別では東京が36人で約3割を占め、大阪(25人)、兵庫(11人)、神奈川(9人)、埼玉(7人)と続いた。
月ごとの推移を見ると、死者21人の感染が確認された4月を除けば11月までは10人以下で推移していたが、12月に入って56人と急増。このうち、自宅や高齢者施設、宿泊施設などで死亡した人は50人、路上など外出先で亡くなったのは6人だった。死亡する前に感染が確認されていた人は18人、コロナ感染の疑いがあるとして死後にPCR検査を受けた結果、感染が判明した人は38人いた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル