堺市東区日置荘西町7丁のマンションの一室で8月24日、住人の荒牧愛美さん(29)と長女のリリィさん(3)が刃物で刺され、死亡しているのが見つかった事件で、大阪府警は31日、荒牧さんの夫でブラジル国籍のバルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者(33)について、殺人容疑で逮捕状を取って指名手配した。
捜査1課によると、バルボサ容疑者は8月20日午後4時~同21日午前10時半ごろ、室内で2人を刃物のようなもので刺して殺害した疑いがある。バルボサ容疑者は22日夜、成田空港からブラジルに向けて出国したといい、府警は国際手配も視野に捜査している。
同課によると、2人の胸や首には多数の刺し傷があり、近くに血の付いた刃物があった。司法解剖の結果、2人の死因は心臓に達する刺し傷などによるものだった。荒牧さんの両親から8月24日に「娘夫婦と連絡がとれない」などと110番通報があり、ガラスを割って室内に入った消防隊員らが洋室で死亡している2人を見つけた。荒牧さんはバルボサ容疑者とリリィさんとの3人暮らし。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル